西坊薬師(にしのぼうやくし) 同(余野)村にあり。むかし中山宗阿弥といふもの一宇を創し、中山薬王寺と号し薬師を本尊とす。
年累りて寺破壊し、礎のみなり。古墳碑石多し。いづれの塚といふ事を知らず。
今西之坊一宇遺りて本尊を安ず。







無本寺西之坊(むほんじにしのぼう) 豊野町余野
真言宗無本寺で、余野牛頭天王社の別当。
天保8年(1837)2月の余野村の「明細帳」に西之坊屋敷内に薬師堂屋敷二十八歩とある。
嘉永3年3月4日焼失。
無住のため明治3年12月から法輪寺住職の兼務となる。
明治5年7月、明治政府が無檀・無住の寺院の廃止を命じたため、廃寺となる。


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