光明池(こうみょういけ) 仏性院村にあり。伝へ云ふ、天正年中池中に光明有りて、また竜灯を照らす。
村民これをあやしみ地底を探るに仏像を待たり。今の大願寺の本尊これなり。
長柄人柱巌氏碑(ながらひとばしら・いわしのひ)
大願寺裏境内地(光明ケ池跡地)
天正元年(1573)人柱埋没の跡という古池から毎夜霊光が発するので、不審に思った里人が水中を探ったところ、池中に石櫃があり、その中から不動が出てきたので、巌氏が入水の際奉持していたものだろうと、大願寺に移し、池を光明ケ池と呼んだという。この池の跡地を昭和11年に俳人小西來山の子孫小西久兵衛が寄進し、日盛大僧正筆の巌氏供養碑が建てられました。