能勢妙見祠(のせみようけんのやしろ) 野間村妙見山の蜂にあり。麓より坂路十六町、一町毎に標石あり。
渓に石橋を架す。左右に石灯炉十六基、石階百三十二段。
本尊妙見菩薩 長二尺玉寸ばかり、右手に剣を蓋持つ。領主能勢侯これを守る。
行程、京師より九里、大阪より八里。
この尊容は、故能勢蔵人、妙見城の守護神たり。(一説、摩利支天ともいふ)。
能勢落城の後、家臣の七士この麓の野間村に累年住しこれを守る。
またそののち野間氏等離放して、今の領主能勢氏の有となりて小堂を建営す。
近年応験新たなりとて、京帥・大阪および遠近の貴賤、常に詣して間断なく、厄難病苦に患ふるものここに籠りて滝に(妙見宮より山下十一町目あり)浴し、嶮路を終日上下して法華の題目を唱へ祈願の輩多し。
あるは他門の族は百日法華とてしばらく改宗に逮びここに話す。
領主能勢侯も日蓮宗なれは敬仰厚く、領地の村民もまた他門を置かず。当山の繁昌、詣人の賑ひ、平生法莚のごとし。





能勢妙見山(のせみょうけんざん) 豊能郡能勢町野間中661


祖師堂(棲神殿) 本尊:釈迦牟尼仏

本堂 開運殿 本尊:北辰妙見大菩薩

雄滝行場

白瀧稲荷神社

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