和田神祠(わだのやしろ) 和田の御崎にあり。南浜町中の産土神とす。
例祭、5月23日。天台僧これを守る。当津能福寺の兼帯所なり 
祭神天御中主大神尊 一説、国常立尊。万治2年5月23日、武庫郡押照宮洪水によって、この浦に流れ来たつて、この影向松に止まりたまふよゑにここに祭る。例祭もその日を用ゆ。
御輿、和田御崎よりわたりたまふ。淡海の船、陰晴風波の御鬮(みくじ)を取るに、かならずその験あり。
蛭子祠 本社の左にあり。この所いにしへは蛭子森と云ふ。
弁財天祠 蛭子宮に隣る。兵庫津において六社の弁済天あり。その一社なり。みな平相国勧請なり。
観音堂 杜頭にあり。十一面観世音を安ず。伝教大師の作なり。長三尺五寸。脇士に不動尊・愛染明王を安ず。当社の本地仏なり。
影向松 社前にあり。秋葉祠 鳥居の傍にあり。


和田神社(わだじんじゃ) 神戸市兵庫区和田宮通3-2-45
蛭子大神が淡路から本州に最初に上陸されたのが和田岬で、大神が祀られた西摂最古の聖地。 承安3年(1173)に平清盛が兵庫津の築港をした際、安芸の宮島より市杵嶋姫大神を勧請。 万治元年(1658)に天御名か主大神が坐す御輿がこの地に流着、種々の神異を現し、領主青山大膳亮幸利が神殿を大造営し、主神にお祀りしてきた。 蛭子の森に鎮座してきたが、明治34年造船所ドックの新設に伴い、現在地に移転した。
大鳥居 平成8年10月吉日建立 関西最大の石鳥居は震災で倒壊し、鋼鉄製で修復。


注連柱 明治44年5月

 
狛犬  明治41年3月建立


拝殿 祭神:天御中主大神(あめのなかぬし)・市杵嶋姫大神(いちきしまひめ)・蛭子大神(ひるこ)


宮比社(みやびしゃ) 祭神:大宮能盗_・大山祗神・大地主神・大黒天・毘沙門天・福禄寿・寿老人・布袋 


秋葉神社(あきばじんじゃ) 祭神:佐田比古神・忌火産霊神・天宇受賣命 


磐 

   
高倉稲荷神社                   稲荷社・稲荷社・不動尊        巳塚


蕪村歌碑  我帰る 路いく筋ぞ 春の艸  明和3年と安永7年の2度訪れ、俳諧の会を開いた。


神田翁彰徳碑(こうだおうしょうとくひ) 兵庫の豪商、神田兵右衛門の顕彰碑 明治44年3月建立


影向松(ようごうのまつ)二代目です。


先端の鉾が台座脇に置かれています。


鳥居 享保13年(1729)7月吉日  菱垣廻船問屋(ひがきかいせん)の奉納 


南口

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