聖霊権現祠(しようりようごんげんのやしろ) 大手村にあり。例祭六月二十日、八月二十七日。
大手・坂宿・野田・東須磨等の生土神なり。
祭神熊野権現 一説に日く、聖霊にはあらず、熊野証誠権現といふを謬りたるとぞ。
摂社 左、事代主命、蛭児神。右、大己貴命、牛頭天王。


證誠神社(しょうせいじんじゃ) 神戸市須磨区権現町1-3-2
永延元年(987)九月第六十代一条天皇の御代、須磨の浦の真南に当たる紀州熊野の大神を勧請し、妙法寺川沿岸の大手・東須磨・板宿・野田・駒ヶ林の 五ヶ村の氏神として創祀される。 
寿永元年(1182)須磨の地に御遷都せられ、徳川の代に須磨聖霊大権現と称せられた。
明治初年證誠神社と改め、明治十四年郷社(須磨区内唯一の神社)となり、須磨地域一円の守護神としてその御神徳を崇敬せられ現在に至る。
当神社の祭日には必ず少し雨が降るため、「しょぼしょぼ権現降る長田、生田祭りは降らぬ事無し」 と今もなお言いならわされている。
神戸市内屈指の古社である。
鳥居
拝殿
本殿 祭神:五十猛命
蛭子命 大己貴命 事代主命 素盞鳴尊
大国主命
末廣稲荷





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