匂梅(にほひのむめ) 東尻池村の中、民家の側にあり。
菅公、筑紫へ御下向の時、和田御崎に御船をとどめ、この匂を慕はれ、この梅を愛したまふなりとぞ。
片枝に脈やかよひてむめの花 支 考
しら梅や北野の茶店にすまひ取 蕪 村
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巻之八
八部郡