真野池(まののいけ) 東屁地村の西にあり。広さ四百三十畝。
『万薬』 まのの池の小菅を笠にぬはずして人の化名をたつべきものか 人 丸
『真木』 今朝みればうきねのなしのあくがれて氷ぞひたるまのの池水 実 清
同 まのの池の島つたひ行く雁がねや春はあしまの橋とみゆらん 後九条内大臣
同 夕さればまのの池水こはりしてよかれがちなるあぢの村鳥 三条入道内大臣
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巻之八
八部郡