生田川（いくたがわ）　水源布引滝より流れて、生田の社前を歴て海に入る。菟原・八部の郡界なり。
　『六帖』 　津の国の生田の川の磯たびか君を恋しと我おもふらん　　　忠　岑　



生田川（いくたがわ）は、兵庫県神戸市を流れる二級水系の本流。

百龍嬉水（ひゃくりゅうきすい　）	連翼亭（れんよくてい）

神戸市と天津市との友好を記念して建てられた。

上流に布引の滝があり、元はフラワーロードを流れていました。 加納宗七が現在の位置に生田川を付け替え工事を請負い、1871年に完了。


加納宗七像（かのうそうしちぞう）　　神戸市中央区加納町6

加納宗七　陸奥宗光　書　　福田青陽　作 加納宗七は紀州の酒造り、廻船業の家に生まれ、神戸で材木廻漕を開業し、この生田川付替工事を請負うとともに、跡地である旧生田川敷も整地して新しい町づくりを進めた。 神戸の中心地に「加納町」 の名が残っているのは、その業績を讃えたもの。尚、碑文は同郷の先輩、陸奥宗光の手紙を原典としている。 昭和56年3月　神戸市　建立。