七宮神詞(しちのみやのやしろ) 当津北浜にあり。
この町の生土神とす。例祭三月九日。別当神宮寺。
祭神大己貴命(社説に云ふ、この神に七名あるゆゑ七官の神号ありとぞ。あるが日く生田裔神八前の内、第七宮なるペしとなり。
 末社(稲荷・八幡・天照大神・秋葉権現を祭る)庚申祠(神輿蔵の側にあり。


七宮神社(しちのみや) 神戸市兵庫区七宮町2-3-21
『延喜式』の八部郡みぬめの神が、七宮神社の前身といわれる。 兵庫の津北浜の産土神として、応保3年(1163)、平清盛が福原遷都で築島の工事が無事竣工したことに感謝し、自筆の南無七大明神の神写と金幣を奉納した。
大己貴命が大国主命、大物主命、葦原醜男、八千矛神、大国玉神、願国玉神の7つの御名を称えて七宮神社という。


狛犬 大正5年5月吉日。


拝殿


本殿 祭神:大己貴命(おおむなち)・天児屋根命


南門
西出町に住む回船業・高田屋嘉兵衛が寛政11年(1799)に幕府の命で巨船を造り、出航に先立ち、模型船を献納して海上安全を祈願。
以後、航海業者が祈願するようになった。
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