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生田二宮(いくたにのみや)  生田村にあり。生田明神裔神(えいしん)八前のその一なり。
葦屋荘六ヶ村の産土神とす。本社は八部郡生田にあり。次下に見えたり。


二宮01
二宮神社(にのみやじんじゃ) 神戸市中央区二宮町3-1-12
摂政元年 神託により神功皇后が生田の生神に縁ある八柱の神々を祀る宮に巡拝され、二番目に参拝したことから社名を二宮と称したと伝えられる。

二宮03
狛犬 明治43年12月

二宮02
拝殿

二宮04
本殿 祭神:正勝吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかつあかつかちはやめのおしほみみ)
天忍穂耳尊を主祭主とするのは珍しく、神戸市内でもここと北区の杉尾神社だけ。
一時は旧葺合区内の全神社を合祀していたが、今は生田北向八幡宮の応神天皇のみ合祀。

二宮05
御幸石(みゆきいし) 大神の御神体を奉安したと伝わる御幸石が残されている。
貞観年中(859〜)、生田の大神の鎮まる砂山が大水害に遭い、一時難を逃れたおりに、大神の御神体を奉安したと伝える。

二宮06
稲荷神社(いなり) 祭神:倉稲魂命(うかのみたま) 江戸時代末に伏見稲荷大社より勧請。
椋白龍社(むくのきはくりゅう) 祭神:白龍大神(はくりゅう) 昭和30年創建。

二宮07
東鳥居
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