大国主西神社(おおくにぬしにしのやしろ) 西宮市庭町にあり。
西宮太神宮と称す。『延喜式』に曰く、「鍬靱」菟原に載す。
祭神 中央、天照太神。左、素盞鳥尊。右、蛭児尊。 南宮 境内、本社の坤の方にあり。
社説に云ふ、祭神三座、中央、厳島姫。左、豊玉姫。右、大山咋命。
また、『摂津志』に云く「祭神、事代主神。故蹤、当宮の外、西浜の南にあり、今、澳荒夷と称す」云々。
大己貴命祠 門内の東にあり。児宮 門内の西にあり。 宇賀神祠 池の中島にあり。末社三座 松尾・住吉・船玉を祭る。愛宕祠 神楽殿の東にあり。荒神祠 愛宕祠に隣る。絵馬舎 本社の坤にあり。神楽殿 池の東にあり。関屋 南宮の東側にあり。神明社 本社の後ろ、半町にあり。百太夫祠 神明社の傍らにあり、この神は、西宮傀儡師の始祖なりとぞ。澳蛭子祠 門前の西南にあり。弁財天祠 門前の西にあり。腰懸石 西宮駅場の傍らにあり。蛭児神、この石に腰打ちかけて釣したまふとかや。
その外、市中に末社の古迹多し。


西宮神社(にしのみやじんじゃ) 西宮市社家町1-17
えびすを祀る全国の総本社。 鳴尾の漁師が祀っていたが、西の方に宮地があるとの神託で遷座した。
大鳥居 平成18年12月吉日建之


表大門 大正15年4月19日国指定重要有形文化財指定。
旧街道に東面して建つ「赤門」の撫で親しまれてきた四脚門。豊臣秀頼の再建と伝えられる。


注連柱 明治7年3月吉日


二の鳥居 平成9年3月吉日

 
狛犬

 
神馬


拝殿


本殿 第一殿祭神:西宮大神(蛭児命)・第二殿祭神:天照大神・大国主大神・第三殿祭神:須佐之男大神
  三連春日造の特異な構造の国宝建造物であっtが、戦災で焼失し、昭和36年復元。


火産魂神社(ほむすび) 祭神:火皇産宣神


百太夫神社(ひゃくだゆう) 祭神:百太大神


六甲山神社(ろっこうさん) 祭神:菊理姫命


大国主西神社(おおくにぬしにし) 拝殿 
大己貴社を明治8年に式内社大国主西神社と改称。


大国主西神社 本殿 祭神:大己貴命・少彦名命


御輿殿


神明神社(しんめい) 祭神:豊受け比女神 明治6年に合祀。


松尾神社(まつお) 祭神:大山咋神・住吉三前大神・猿田彦命 
寛政3年に当地の酒造家仲一同によって建立。


市杵嶋神社(いちきしま) 祭神:市杵島命


宇賀魂神社 祭神:宇賀御魂命


伊勢神宮遥拝所


銅鐘 1609年に豊臣秀頼が寄進。


祓所(はらえしょ)


庭津火神社(にわつび)


祭神:奥津彦神・奥津比女神  塚の形をした封土を拝する古い姿を残している。


六英堂 明治天皇幸所舊岩倉邸建物  昭和52年7月に岩倉具視の私邸の一部を移築。


児社(このやしろ) 祭神:児尊 南宮神社の末社。

 
南宮神社 駒犬 弘化2年3月


南宮神社 拝殿 廣田神社の摂社。浜の南宮。


南宮神社(なんぐう) 本殿 祭神:豊玉姫神・市杵島姫神・大山咋神・葉山姫神


沖恵美酒神社(おきのえびす) 拝殿  
明治5年に合祀。もと荒戎町に鎮座。


沖恵美酒神社 本殿 祭神:恵美酒大神


南門


大練塀(おおねりべい) 総延長247mの築地塀。
昭和13年7月4日国指定重要有形文化財に指定。


梅宮神社(うめのみや)  祭神:酒解神 
嘉永4年までは社殿がなく神木をお祀りしていた。

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