塩尾寺(えんびじ) 伊刁志村の上方にあり、真言宗の僧守る。
本尊十一面観音 毎歳正月十日寅の刻を観音の会式として、村民おのおの炬を燃して群詣す。
その前年男子出生の家より米一石を聚めて、これを強飯として村中の家毎に配る。これを饗盛といふ。
また当家に集会して、互ひに水を掛け合ひて挑み騒ぐ事しばし、期ありて村老出でて宥むるの相図をもつて事終はるなり。
これを伊刁志祭(いそしまつり)といふ。また登宇斗祭(とうとまつり)とも称す。由縁詳らかならず。







塩尾寺(えんべいじ) 宝塚市伊孑志字武庫山756
聖徳太子が四天王寺を建立され、念仏三昧に入られたとき、はるか武庫山の上に弥陀・観音・勢至の三尊が降臨されるのを感得。
七つの寺々を建立して、観音菩薩像を安置されたという。

本堂 本尊:十一面観音菩薩



延命地蔵尊

鶴亀地蔵尊



清照大明神

鐘楼
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