佐伯山(さへきやま) 五月山の旧名なるべし。
『日本紀』日く、
 仁徳天皇二十八年、猪名県の佐伯部、苞苴を献る。同巻日く、仁賢天皇五年春二月、普く国郡に散れ亡ぐる佐伯部を求めて、佐伯部の仲子の後をもって、佐伯部の造とす。同巻日く、崇峻天皇二年、佐伯の連丹経手云々。同巻日く、斎明天皇二年、佐伯部の連たぐ縄云々。
 『万葉』  さへき山うの花もたし哀れわがこをしとりては花よりぬかも 読人しらず

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