慈恩寺(じおんじ) 当山上り八町乾の方に為り。
今毘沙門天を安ず。運慶の作なり。また大黒天・弁財天を安ず。むかしはこの三天を別に三箇の院に安置す。今久安寿の奥院と呼ぶ。毎年正月十五日ここにて富法会ありて牛王の神札を出だす。細河谷六ヶ村の支配なり。


慈恩寺  池田市中川原町485
725年(神亀2年)聖武天皇の勅を受け行基菩薩が京へ通ず街道の要路「長尾山山頂」に毘沙門天・大黒天・弁財天を奉安しお堂を創建。
天長5年(828)に弘法大師が中興し、大唐の大慈恩寺になぞらえて「慈恩寺」と号す。
明治20年(1887)10月現在地に移転。

  狛犬




毘沙門堂


眼力堂   眼力不動尊 

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