矢問邑(やとふむら) 多田院の西南にあり。
満仲公住吉の神託を受けて鏑矢を北方に射たまひ、その矢の止まる所を尋ねたまふ時、山中に至り明神化現の老翁に遇ひたまひ、矢を止まる所を問ひたまふによって矢問村とぞ名附けたり。




川西市矢問



尼崎市久々知の須佐男神社には源満仲公が多田に向って矢を射るのに足をかけたという「矢文石」が残されています。


であれば、多田までの直線距離約15kmも矢が飛んだことになります。
現在であれば、途中に伊丹空港がありますから、「航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律」に抵触するところですね。
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