沖の火 大物の沖に、時々火海上に炎ゆるなり。伝へ云ふ、享禄年中正六位兼右近衛府生秦武文、この沖にて戦死せし亡魂といふ。
渡海の船頭これを見る者多し。
HOME
>
巻之六
河辺郡