本寺は、延徳2年(1490)円誉上人源永が開いたと伝えれれています。 貞享4年(1687)に、15世寂誉上人其心によって中興され、本堂は江戸時代中期の質素で優雅な浄土堂に改築されました。山号額は再建の翌年中国僧が揮毫しています。そして、平成3年(1991)に300年を経た本堂を旧本堂のイメージをとどめて改築しました。西方浄土極楽鳳凰殿といいます。 本尊は阿弥陀仏です。大金蓮台には雲上に住立した青蓮華の弥陀三尊が射光を放っています。四方の壁面には、大きく乱舞する中国敦煌の飛天が描かれています。 寺宝に法然上人が使用したと伝える袖釜があり、また、中国敦煌石窟の安らかな臥仏を模写した涅槃図があります。 尼崎市教育委員会 |
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