茨木童子出生地(いばらきどうじしゆつしようのところ) 東富松村にあり。
東寺羅城門にて、綱が甲を抓みし鬼なり。
土人の諺とるにたらず。





西富松 須佐男神社(にしとまつ すさのおじんじゃ) 尼崎市武庫之荘東1-18-28
『攝陽群談』に録された古祭「だんご祭」が伝えられている。

「茨木童子」という鬼が富松の里で生まれたと伝えられています。
昔、富松の里の村人夫婦に子どもが生まれました。 ところがこの赤ん坊は生まれたばかりなのに毛は生え揃い、目は鋭く光り、口には牙までありました。両親はこの異様な姿を恐れて、考え悩んだ末、大阪の茨木で子どもを捨てることにしました。
この子を拾い育てたのが京都で大暴れしていた鬼「酒?童子」で、我が子のように育て、一番の子分にしました。
ある時、茨木童子は故郷の両親が病気にふせっていることを知り、見舞いに富松の里へ戻りました。両親は驚きのあまり病気も治り「よく帰ってきてくれた」と童子を引き入れダンゴを食べさせてもてなしました。
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