別当金剛院(べっとうこんごういん) 天王社南一町にあり。有応山野宮寺と号す。真言宗。
薬師仏。当社の本地とす。弘法大師の作。脇士、日光・月光・十二神将を安ず。
当社の勧請は、延喜四年醍醐聖宝尊師にて、始めは善楽寺と号す。その後、久安六年鎮西八郎為朝十三歳の時、ここにしばらく宿して当社を重興し、金剛院と改む。
天正中荒木村重が逆乱の時、社頭・伽藍ともに荒廃に逮ぶ。慶長六年豊臣秀頼公の命によりて、長照法印再興しける。今の社は、貞享二年近衛太閤基熙公御建営したまふなり。



金剛院(こんごういん) 伊丹市宮ノ前2-2-7
京都醍醐寺の聖宝理源大師が延喜4年(904)に宇多天皇の勅願を奉じて開基。


観音堂 十一面観音


愛染堂  愛染明王・金比羅大権現

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