安倉(あぐら) 池島・鳥島・出在家等安倉庄と云ふ。伝へ云ふ、聖徳太子中山寺草創の時、根をと驪どめ、鞍を安ずる義によって安鞍と号す。今土俗安倉と書す。
『日本紀』云ふ、
 孝徳天皇白雉元年、是歳、漢山口直大口、詔を奉りて千仏の像を刻に、倭漢真懸・白髪部連鎧(人の名なり)難波吉士胡床を安芸国に遺して、百済舶二艘を造らしむ。
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