鵜殿蘆(うどののあし) 鵜殿村の堤に生ひ出づる蘆なり。篳篥の義觜に可なりとてむかしより世に名高く貢に献るなり)
『土佐日記』云ふ、
今宵うどのといふところに泊まる云々。
   篳篥の小舌かれぬと啼く千鳥     青雨   




江戸時代には貢物として献上され、昭和20年ごろまで、毎年100本ずつ宮内庁に献上されていた。
また、江戸時代には、ヨシで編んだヨシズが盛んに生産され、宇治の茶園や高槻市山間部の原・塚脇地区の寒天製造者に送られていた。

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