吹田神祠(すいたのやしろ) 吹田村に二座あり。牛頭天皇・春日明神を祭る。この所生土神とす。
また名就社(なつきのやしろ)ともいふ。上古は水田と書けり。


泉殿宮_1E
泉殿宮(いづどのぐう) 吹田市西の庄町10-1
次田ノ社と称え、河内の次田連の祖神 天香山命を氏神として、宇迦之御魂大神(伏見稲荷大社の御祭神)を祀る。

泉殿宮_2E
貞観11年(869年)の干魃で疫病が流行。播磨の広峯神社より祇園八坂神社の御祭神として迎えられる「建速須佐之男大神」(たけはやすさのおのおおかみ)の御神輿が立ち寄り、雨乞いすると、忽然と清泉が湧いた。その後、鳥居を築き、建速須佐之男大神を勧請した。

泉殿宮_3E
泉殿霊泉
明治22年(1889年)に「泉殿霊泉」をミュンヘンに送ると、ビール醸造に適水と保証を得たので、隣に東洋初のビール醸造工場(アサヒビール)が建設された。現在は霊泉の水脈が下がり、湧水していない。

泉殿宮_4E
元柱(もとつはしら)
昭和45年の日本万国博覧会会場建設の地鎮祭、立柱祭の斎主を当宮宮司が努め、祭儀に使用された元柱「木曽50年杉」が本殿裏に祀られている。




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