阪口八幡詞(さかぐちはちまんのやしろ) 桜井村にあり。
楠正成、子息正行に別るる時、菊水の旗をここに蔵めしといふ。
また同村の山手に宝城庵といふ禅刹あり。ここには正成の画影・軍器・旗等あり 


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八幡神社(はちまん) 島本町桜井2-12-14
もとは薬師堂があり、若山神社の御旅所となっていた。明治の神仏分離により堂は宝城庵に移し、明治8年3月堂の西側にあった八幡社に河原の八幡社、坂口八幡社を合祀した。
坂口八幡社の旧地は楠正成がその子正行に遺訓した旧跡で、矢納神社(やいさめ)と称し、貞観3年(861)離宮八幡宮の摂社の1つ。

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拝殿 昭和49年12月14日現在地に新築。

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本殿 祭神:応神天皇(おうじん) 昭和49年12月14日新築。

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湊川神社 祭神:楠正成公(くすのきまさしげ) 四条畷神社 祭神:楠木正行公([まさつら)   昭和49年勧請。

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宝城庵(ほうじょう)  島本町桜井3-11-1
補陀山 臨済宗大徳寺派 もと天台宗応塔寺(おうとう)の寮舎。天文年間(1532~55)の兵火で焼失。元亀2年(1571)僧明岩(みょうがん)が現在地に庵を結び、宝城庵と呼び、禅宗に改める。寛永年間(1624~43)に僧栄室(えいしつ)が再興。


薬師堂  本尊:薬師如来
薬師如来立像は、淀川に架けられていた山崎橋の柱で造られたと伝えられ、もとは八幡神社の地にあった薬師堂に安置されていたが、明治の神仏分離令により当庵に移された。明治10年(1877)新築。


鐘楼


地蔵堂  寛永17年(1640)建立。本尊:地蔵菩薩

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