忍頂寺(にんちょう)寿命院 茨木市忍頂寺258
賀峯山(かぶさん)真言宗高野山派勝尾寺末寺 竜王山頂に三澄(さんちょう)が創建、神岑山寺(かぶさん)と称す。貞観2年(860)清和天皇より忍頂寺の寺号を賜り、勅願寺となる。山岳寺院として僧坊23を擁した。天正の頃、寺号を寿命院と改めた。
高山右近が高槻城主在任中の天正元年~13年(1572~85)、切支丹宗伝播のため、堂宇を焼き寺領を没収してキリシタン布教の聖堂としたが、慶長18年(1613)の幕府の禁教令により、再び寺院となる。寛永年中(1624~43)榮尊が現在地に移り再興をはかる。
鐘楼
本堂 本尊:薬師如来
観音堂 本尊:聖観世音菩薩
五輪塔 地輪に「元保辛酉(享保元年-1321)7月15日金剛佛子定盛」の銘が刻まれている。
高さ1.8mの花崗岩。地輪・水輪・火輪・風輪・空輪の全て整った完形品。
八所神社(はっしょ) 茨木市忍頂寺305
拝殿
祭神:応神天皇・表筒男命・中筒男命・底筒男命・天兒屋根命・加茂別雷命・大山咋命・大山祇命
鎌倉時代の建立。
大歳神社 祭神:大歳神
天満神社 祭神:菅原道真
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