新屋坐天照御魂神社(にひやにいますあまてらすみたまのじんじゃ)三座 西川原村にあり。
『延喜式』神名帳日く、「名神大、月次、新嘗。なかんづく、天照御魂神一座相嘗(あいなめの)祭に預かる」云々。
『三代実録』日く「貞観元年正月従四位下を授く。同五月新屋に坐す。天照神・伴酒着神井びに正五位上を授く」云々。

○天照御魂神一座は西川原村にあり。近隣七ヶ村の生土神とす。一座は福井村にあり。今天王と称す。
上梁文に日く、大正十二年八月領主中川瀬平清秀(きよひで)三座を造営す。一座は上川原村にあり。称して天照大神といふ。
清水村もまた祭祀を共にす。


新屋(西河原)01
新屋坐天照御魂神社(にいやにいますあまてるみたま)  茨木市西河原3-1-2
古代から天照御魂神がお鎮まりになり、天正(1573〜92)の頃までは神域広大で、近隣7ヵ村の産土神として崇敬された。
寛文9年(1669)に神域縮小し、旧神域の西北隅の現在地に移され、西河原付近の旧郷名新屋を神社名に冠した。

拝殿02
拝殿  寛文12年(1672)造営。

東之神社
本殿  祭神:天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)
相殿に天児屋根命(あめのこやねのみこと)・建御名方命(たけみなかたのみこと)
昭和44年改築。西側に鎮座。東隣の境内末社 東之神社より覆屋が小さい。

本殿
東之神社(ひがし) 祭神:応神天皇(おうじん)・底筒男神(そこつつ)・中筒男神(なかつつ)・上筒男神(うわつつ)・磯良神(いそら)

社号石標
社号石標   新屋坐天照御魂社一座    西川原村

須佐神社01
須佐神社(すさ) 祭神:速素盞鳴命(すさのおのみこと)

稲荷
稲荷神社 祭神:宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)

境内
境内図  東之神社は本殿東隣に、本殿よりも大きく鎮座。氏子の信仰の対象が変化したためのようです。

 

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