溝橛神社(みぞくひのじんじゃ) 溝杭荘馬場村にあり。『延喜式』に出づ。目垣村・十一村・二階堂村等三村の生土神とす。
『日本紀』日く、
事代主神、三島溝碗耳神の女玉櫛媛に所生児(あれますあこ)を蹈鞴五十鈴媛命(たたらいすずひめのみこと)と号く。
これ国色之秀者(かほすぐれたるひと)なり。神武天皇これを悦びたまふ。
九月壬午の朔己巳、蹈鞴五十鈴媛命を納れて以て正妃と為たまふ。


鳥居(石)
溝咋神社(みぞくいじんじゃ)  茨木市五十鈴町9-21
日本書記神武天皇の本文には五十鈴媛命はわが国初代の神武天皇の皇后になられたと記されている。また玉櫛媛の父は三島溝咋耳命であって、古代において広くこの地方を統裁しておられた方である

朱鳥居
朱塗鳥居  現在の社殿は、寛保2年(1742年)、地元出身の両替商米屋喜兵衛が造営したものといわれている。

神門
神門

拝殿
拝殿  祭神:玉櫛媛命・速素盞鳴尊・天兒屋根命
明治42年(1909)、安威川の東にあった上宮に祭られていた3座を合祀される。
媛蹈鞴五十鈴媛命・溝咋耳命・天日方奇日方命

本殿
本殿  社殿は室町時代に領主溝咋兵庫介が改築し安土桃山時代に領主長谷川式部少輔が再建。
江戸中期に殿村平右衛門、石崎喜兵衛が2度目の再建をなし、昭和61年(1986)修復される。

厳島 (2)
木花開耶姫命社(厳島神社) 祭神:木花開耶姫命神・級長戸辺命・市杵嶋姫命・菅原道真公

手力雄 (1)
手力雄神社 祭神:手力雄神(たちからお)

事代主
事代主神社  祭神:事代主命・阿遇突知神・沖津彦神・沖津比賣神・弥都波能賣神・波通夜須毘古神・波通夜須毘賣神

天照皇大神(1)
天照皇大神社  祭神:照皇大神・猿田彦神・應神天皇

保倉社
保食神社 祭神:保食神

HOME > 巻之五 島下郡
inserted by FC2 system