宮北池(みやきたのいけ) 倍加村にあり。広さ三百六十畝


摂津国島下郡倍賀村 村誌(明治13年4月)
字宮北池 東西五十九間八分 南北九十間八分 周囲三百壱間 
本村北ノ方村社春日神社背面二アリ又倍賀池是ナリ 
此池本村ノ用水溜池タリシヲ慶長七壬寅年地領ヲ分上中条村ヲ創立ノ際 該村ノ用水ニ付与ス 
今上中条村ノ所有トセリ 此原因アルヲ以該池ノ溜水半ハ本村ノ用水トナス


1961年の空中写真ではまだ池がありました。


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池は埋め立てられて、護岸いっぱいに学校が建てられています。


大阪府立茨木工科高等学校(おおさかふりついばらきこうかこうとうがっこう) 茨木市春日5-6-41
大阪府立茨木工業高等学校として1963年に設置され、2005年に現在の校名に変更されました。


春日神社(かすがじんじゃ) 茨木市春日5-6-1
池の名の由来となったお宮です。
村社春日神社 東西二十九間六分六厘 南北三十七間五分二厘 面積三段七畝三歩 本村ノ亥子ノ方ニアリ
祭神 天見屋根命 勧請年暦不詳 祭日十一月二日
老樹 杉二本 松一本
伝日 大皇十五代神功皇后三韓御征誅御凱陣ノ后  武内大臣宿称公中条村二臨マレ 村民頗ル禍災ニ遭遇
スルヲ救護セラレ 万ニ対テ厚ク教訓ヲ与へラレタルヲ以テ其ノ愛顧二浴シ 村民挙ツテ此公ヲ信ズ ルコト子嬰
ノ慈母二慕フガ如ク感ニ不耐ナリ 人皇十七代仁徳天皇ノ御宇武内大臣薨逝シ給フヲ聞キ深 ク之ヲ嘆シ 此公
ヲ惜ミ以テ鴻恩ヲ報セント神ニ祭リ高良ノ神社ト号ス 中条荘ノ総社トス 又日紀児 比神ヲ常ニ信ジテ誓願ヲナ
シ大望成就シ 延慶ニ己辰年八月石造ノ灯籠一基ヲ奉献ス 高良社ト彫刻 シ今ニ現存ス 今春日神社ト改ム  
摂社天満神社 東西十四間七分 南北十一間一分九厘 面積五畝十五分 本村ノ北ノ方ニアリ  
祭神 贈正一位菅原道実公 勧請年暦不詳 祭日十一月二日

狛犬 昭和48年10月建之


拝殿 


本殿 祭神:天児屋根命(あめのみやね)


天満宮  祭神:菅原道真 大正7年1月21日、藪の下に鎮座していた無格社天満宮を合祀。


石燈籠

鎌倉時代の作と云われ、三島地区で在銘燈籠中最古。
昭和38年7月国の重要文化財に指定される。
銘記上部の「春日大明神・攝島下郡・倍加村」と下部の「延慶2年巳辰年8月、紀国弘、高良社(こうら)」と字体が異なり、時代があたらしく、後代の人によって追刻されており、京都府八幡市の石清水八幡宮の摂社に高良社があり、いつの時代にかここに移されたと思われる。


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