味舌神社(ましたのじんじゃ) 一座は味舌上村にあり。祭神牛頭天王。一座は味舌下村にあり。祭神古は八幡宮。
この地は織田有楽斎出誕の地なり。信仰により今天満宮を祭る。
味経宮(あぢふのふや)、『摂津志』に日く、別府・味舌二村のあひだその古蹟とす。
『日本紀』孝徳紀を引書しまた『延喜式』味原牧等すなはちこの地なりとす。
味原は大坂の東小橋の旧名なり。また味経宮もその辺なり。按ずるに昧舌の文字によつてここに出だせると見えたり。
委しきは東成郡の部下にあらはす。


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味舌天満宮(ました) 摂津市三島3-9-3
後柏原天皇の時代、源の満仲の弟多田満政の9代の孫、攝津国土々呂美城主馬場兵衛信高の9代の孫の馬場当時郎尚久という者が、味舌郷の一邑を開拓し、ここにその氏神である八幡大神(誉田別尊)を勧請し、馬場宮と号したのが起源。
尚久3世の孫馬場尚次の時に淀川が氾濫して田畑が荒廃したので、尚次が荒田を修復している時、菅原道真の霊代を発見し、これを奉じて馬場宮に合祀した。

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鳥居

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狛犬 平成3年(1991)10月 台座には文化11年(1814)9月とあります。

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拝殿
織田有楽斎の5男、大和国柳本藩主大和守尚長は味舌の地で誕生したため、寛永12年(1635)現在の社殿を造営した。この時に八幡大神を摂社とし、菅原大神を主祀祭神とするようになった。

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本殿 祭神:菅原道真公(すがわらみちざね)・天照大神(あまてらす)・天忍穂耳命(あめのおしほみ)
        瓊々杵命(ににぎ)・鵜葺草葺不合命(うがやふきあえず)・天児屋根命(あめのこやね)

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遥拝所

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旧の狛犬 拝殿前の文化11年(1814)9月の狛犬が、鳥居の両脇に居られました。

八幡
八幡神社 祭神:応神天皇

八幡狛犬
八幡神社 狛犬  天保9年(1838)秋

春日神社
春日神社

春日神社狛犬
春日神社 狛犬 30cm弱の小さな石の狛犬。江戸時代のものとみられる。

稲荷
稲荷神社

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