教行寺(きょうぎょうじ) 富田にあり。東本願寺御門跡末寺。和州箸尾教行兼帯所なり
本尊阿弥陀仏(聖徳太子・七高僧・本山前住上人の影を安ず)
伝へ云ふ、文明年中蓮如上人この寺に在って、宗祖親鸞聖人著したまふ『教行信証』を書写したまふより寺の名とす。




教行寺(きょうぎょう) 高槻市富田町6-10-1 安静山 浄土真宗大谷派 文明8年(1476)頃、本願寺8世蓮如上人が細川勝本より土地の寄進を受け造立。 もとは富田道場と呼ばれ、一向宗の布教拠点として隆盛を極めた。 しかし天文元年(1532)の一向宗弾圧で焼き払われた。天文5年に再建。 蓮如上人が親鸞聖人の『教行信証』を当時で書写したことから、のちに教行寺と称すようになった。


本堂


鐘楼


富田十勝詩の碑
坂田十松(さかたじっしょう・1894〜1984)明治の漢学者。 蓮如上人手植えの梅、築山紅梅を唱った漢詩が石碑となっている。
老幹著花疎影横
暗香如水暮寒清
東風弔古教行寺
月白中庭鶴一聲

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