曇華山広智禅寺（どんげざんこうちぜんじ）　上田辺村にあり。禅宗黄檗派
本尊十一面観音（聖徳太子御作。当寺開祖は上宮太子なり。上古は講堂巍々 たり。天正の兵火に罷って荒廃す）
中興正統竜渓禅師（禅師の弟子独量和尚相継いで仏殿を営む。その後櫟隠禅 師住山して方室・鐘楼を建立す。ゆゑにまたこの禅師を後の中興とす）
鎮守弁財天（弘法大師の作なり）
什宝観音変相図三十九幅（土佐鶴州筆。普文品讃、高泉・千呆両筆）歴世禅 祖図二十幅。



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廣智寺(こうちじ) 高槻市天神町2-1-3
曇華山(どんげさん) 黄檗宗 聖徳太子の開祖。天正6年にキリスト教に改宗を迫る高山右近により灰燼に帰す。寛文元年(166)富田慶瑞寺・龍渓(りゅうけい)が再興し、萬福寺の末寺となる。のち獨量(どくりょう)、檪隠(れきいん)禅師が入山して本堂や方丈を造立


本堂 　本尊：観世音菩薩