拝殿・鎮守社・開山堂と今と同じ順に並んでいます。
勝ちダルマ奉納棚 本堂への階段を上がる正面で出迎えてくれます。願いが叶って勝ちダルマを奉納する所です。
三宝荒神神社 開成皇子御感得の日本最初の荒神様。仏・法・僧の三宝の守護神とされるために三宝荒神と呼ぶ。宝塚の清荒神、高野山の立里荒神を加えて日本三荒神と称す。
鎮守社 祭神:諏訪明神 八幡宮 金剛明王
開山堂 本尊:開成皇子 善仲 善算 10月29日には宮内庁から御正辰祭りが勤められる。
多宝塔が本堂の左手に描かれています。
大師堂 開山堂の前、本堂の左手にある。真言宗開祖弘法大師を祀る。廻りに四国88ヶ所霊場より持ち帰られた砂を敷き詰めた御砂踏み場が建っている。
本堂 本尊様:十一面千手観世音菩薩 慶長8年(1603)豊臣秀頼が再建。平成11年修復。
鐘楼 梵鐘は昭和27年4月再鋳。
不動堂 本尊:不動明王座像
一願不動尊
明治中興記念碑 山門からの参道正面にある。
多宝塔 本尊:金剛界大日如来 昭和62年修復。
二階堂 第4第座主 証如(しょうにょ)上人が建立。承元2年(1208年)浄土宗開祖法然上人が3年10ヶ月逗留し、 善導大師の夢のお告げで浄土宗本基の戒を授かる。その時の両祖対面の尊影の壁板が本尊。
現在の境内配置図
本堂から奥の院へ向かう途中にあります。
転輪蔵 一切経堂
薬師堂 本尊:薬師三尊 開成皇子作の50年に1回開帳の秘仏を祀る。俗に泣き薬師と呼び、眼病を治すという。源頼朝再建と伝える当山最古の鎌倉時代の建物。
閻魔堂
源頼朝十三重塔・塚原塚
大仏に覆屋があります。
弥勒菩薩 丈六阿弥陀菩薩坐像 元禄2年鋳造。彌勒寺の本堂のあった場所。
五輪塔 熊谷直実の塔 寿永2年(1183)源平の兵乱で焼失した勝尾寺は源頼朝の命をうけた熊谷直実らによって再建された。直直はのちに仏門に入り、本寺にしばらく止住した法然上人のもとで余生を送った。
文殊堂・納骨堂
六角堂 般若台と称し、開成皇子の写経を納めた所。
開成皇子(かいじょう) 神亀元年(724)〜- 天応元年10月4日(781) 光仁天皇の子。 天平神護元年(765)宮中を出て勝尾山に入って禅居し、善仲・善算の二人の師に出会って出家・受戒。 開成皇子が開基・中興とされる寺院は勝尾寺を始め、大門寺・神峯山寺・本山寺・安岡寺・霊山寺があります。
二階堂から山に入ります。東海道自然歩道の左方(西)、頂上にあります。
宮内庁の管理する陵となっています。
宝筺印塔 元亨4年(1324)在銘の印塔が積石塚の上に建っています。
山口誓子の句碑 ひぐらしが下界に鳴けり皇子(みこ)のため 勝尾寺境内にあり
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