春日神詞(かすがのやしろ) 東天川村にあり。野田・前島の生土神とす。





春日神社(かすがじんじゃ) 高槻市東天川1-875
天井川となった桧尾川西岸に鎮座。


春日神社は、天児屋根命を祭神とする。 創建の年月は不詳であるが、12世紀頃、藤原摂関家が桧尾川右岸一帯の荘園「安満庄」を領有していたことから、在地領民等が藤原氏の氏神春日社を勧請したとみられる。 以来、近在の鎮守として住民の信仰厚く、江戸時代後期の文化・文政期からは、近郷から檀尻が繰り出し、盛大な祭礼が行われたという。 昭和29年(1954)以後、檀尻巡行は中止されていたが、昭和52年に東天川で復活、同55年には前島の檀尻も修復された。毎年秋の祭礼では、勇壮・華麗な飾り立てが目を楽しませる。 また天川一帯は、古くから新田開発が盛んで、当地の森田家には、天川水張(高山帳)と呼ばれる古文書が残っている。 これは、高槻城主高山氏が太閤検地(1582〜94)以前に行ったとみられる検地帳で、高山氏の政治を知る貴重な資料として、昭和49年3月、市の有形文化財に指定された。 
                               平成2年2月  高槻市教育委員会


拝殿


本殿 祭神:天児屋根命


稲荷神社
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