伊射奈岐神社(いざなぎのじんじゃ)二座  一座は山田庄小川村にあり。今五社明神と持す。山田五ヶ村の生土神なり。
一座は佐井寺村にあり。今、春日明神と称す。
『延喜式』神名帳に出づ。また、『三代実録』曰く、貞観元年正月従五位を授く。

春日明神

伊射奈岐神社 
伊射奈岐神社(いざなぎ) 吹田市佐井寺1-18-26
貞観元年正月27日従五位上を授かる。山田の姫宮に対する奥宮ともいわれる。
元禄5年(1692)の記録には春日大明神 正八幡 牛頭天王社とあり、玉田寺が別当となっていた。

鳥居
鳥居

拝殿
拝殿

本殿
本殿 祭神:伊射奈岐命・素盞鳴尊・八幡大神

社号石標
社号石標
江戸中期の河並誠所(かわなみせいしょ)が、延喜式に記載の神社を正そうと寺社奉行大岡越前守忠相に願い出、
摂津国20社を担当したのが菅廣房(かんひろふさ・山口屋伊兵衛)で、元文2年(1737)頃に完成する前年に、
佐井寺の庄屋の家で亡くなる。丘陵中腹の墓地に葬られている。

稲荷神社
稲荷神社 祭神:豊受大神

口水神社
口水神社

遥拝所
遥拝所

窯跡
窯跡 社殿の北側から須恵器を焼いた古墳時代の窯跡が平成2年9月の調査で発見された。
丘陵の傾斜地を掘る半地下式登窯。




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