井於神社(ゐのペのじんじや) 宇野辺村にあり。『延喜式』出づ。
今三所明神と称す。当村の生土神とす。例祭九月二日。


井於神社(いおじんじゃ) 茨木市蔵垣内3-5-15
平安初期に、もと三宅村宇野辺に鎮座した神社で、井於連(いのへのむらじ)が井ノ神(水神)を氏神として崇敬した。
享徳年中(1452〜5)に、現在の蔵内垣に遷座。


薬医門 明治6年(1873)廃寺となった常楽寺の一宇の門を移建したもの。


狛犬


拝殿 主祭神に素盞鳴命(すさのお)、相殿に天児屋根命(あまのやね)、菅原道真を祀る。
三所明神と呼ばれる。天児屋根命は永正年中(1504〜25)三宅出羽守が勧請。


本殿 水をつかさどる神を祭りながら素盞鳴命を祭るのは織田信長の兵火から免れるためと伝えられる。


厳島神社 祭神:市杵島姫命(いちきしまひめ)   



水神社 祭神:波爾彌須比古大神(はにやすひこ)・美都波能売大神(みずはのめ)



大国社 祭神:大国主命(おおくにぬし)・事代主命(ことしろぬし)



八幡神社  祭神:須賀八耳命(すがのやつみみ)・八幡大神(はちまん)・天照皇大神(あまてらすめ)・豊受大神(とようけ)
明治43年(1910)宇野辺堂ノ前の無格社八幡神社を合祀。



皇大神社 祭神:天照皇大神(あまてらすめ)・八幡大神(はちまん)
明治43年(1910)鶴野茨木川堤防の皇大神社、丑寅の皇大神社(チンチンサン)を合祀。


神楽所  常楽寺の小堂が神楽所に利用されている。


絵馬所


遥拝所


社号石標   井於社 三宅村

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