広瀬神祠（ひろせのやしろ）　広瀬村にあり。西八王寺と称す。
広瀬・神内・東大寺・桜井等の四村の生土神なり。
また、小烏祠二前あり。一前は上の宮、一前は下の官といふ



若山神社（わかやまじんじゃ）　島本町広瀬1497
西八王子あるいは牛頭天王、上の宮とも呼ばれる。大宝元年(701）僧正行基の勧請した22大社の1とされる。
延久6年（1074）官幣社に列せられ、古来勝幡寺が宮寺となっていた。


鳥居　 神仏分離により明治2年3月若山神社と改める。
本地仏薬師如来は阿弥陀院へ移し、堂は御輿庫となり、近世に勝幡寺に替わって別当となった松泉坊は廃寺となった。


拝殿 　昭和47年改築。


本殿　祭神：素盞鳴命（すさのお）　文化4年（1807）改築。


百山稲荷神社　祭神：宇賀御魂神（うか）　もと百山（ひゃくやま）山頂の稲荷社。


峯好大明神・三好大明神


恵比須社　祭神：少名彦命


交通社　祭神：天細女命・猿田彦命


皇大神宮　祭神：天照大御神


五ツ宮　稲荷・松尾・加茂・春日・八幡


天満宮　祭神：菅原道真公


義士之塔　文化10年（1813）大井手の水の配分で水無瀬家が江戸表の寺社奉行へ出訴。 東大寺村は6名を江戸へ向かわせ裁定の対応に充て、3年後に勝訴するが、帰村中に殺害を恐れ隅田川に身を投げた。以後、東大寺村は6名を義士として7月22日に慰霊祭を行った。


龍神　奥の院には行基が創建時に、工事を援助した天狗が降下したという神石を祀る。


小烏神社（こからす）　島本町大字広瀬
大宝元年（701）行基が牛頭天王の託宣で水無瀬神宮の北方70ｍの地に創建。さらに西方の山鶴が巣籠りしている巨樹からご神体を刻み、上ノ宮（若山神社）を造営した。西八王子下ノ宮、小烏大明神とも呼ばれた。昭和45年、若山神社境内に移され、摂社となる。


拝殿　昭和45年新築。


本殿　祭神：素盞鳴命（すさのお）


道祖神社