難波江(なにはえ) 難波入江とも難波小江とも詠めり。皆中島のほとりなるペし。
『風雅』
心ありて見るとしもなきなには江の春のけしきはをしくも有るかな
寂 蓮
『続拾遺』
なにはがた入江の浪に風さえて芦の薬自きよはの初霜
貞 時
『千載』
なにはがた入江をめぐる芦鴨の玉藻の舟にうきねすらしも
左京太夫顕輔
『万斐』 長歌
おしてるや難波の小江にいほっくりかたまりておるあし河に (下略)
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巻之四
大坂