星ケ池(ほしがいけ) 今宮の裏門の北にあり。今は水涸れて田となる。
『太子伝』云ふ、焚惑星この池に降りて連八島といふものに託して唄ふ。その言葉に云ふ。
『夫木』 あまの原南にめぐるひなつ星なにの草ともとよさとにとへ
とよさととは聖徳太子の御事なり。八島これを察すれば、太子宜ふは、天に五緯有り、焚惑屋は五行の中の南を司どりて、色赤く火なりと答へたまふ事、『太子伝』に見えたり。
この池の証とする事詳らかならず。
星ケ池跡(ほしがいけあと) 大阪市浪速区恵比須西1
今宮神社裏門北辺にあった池で、天界から星が落ちたことから名付けられたという。
埋め立てられ、今はなし。