福島天神祠(ふくしまてんじんのやしろ) 上福島・巾福島・下福島三所にあり。いづれも菅神を祭る。
毎歳六月二十五日天満祭の時、神輿供奉の船この所より出づるなり。往昔鉾流の神事の遺風なりとぞ。
この地に勧請のはじめは、菅公つくしへさすらへたまふ御時、この島に船かかりましまし、里人に所の名を尋ねたまへは、餓鬼鳥なりと申し上ぐる。これ不祥の名なり、改めて福島と名乗らば後世繁昌すべしとの仰せによりて福島といふ。
異名を葭原島(よしはらじま)ともいふ。
天満宮中之社跡 大阪市福島区福島4-1
第2次世界大戦で焼失し、福島天満宮に合祀された。
狛犬
神跡 福島天満宮 内務省神社局長井上友一謹書 明治43年9月建立。