武内宿祢墳(たけうちすくねのつか) 御手村光明寺といふ真宗の寺にあり。旧記紛失して、その証詳らかならず。
この寺に紫野一休和尚自画讃の一軸あり。また松庵の二字を書してここに贈らる。



光明寺(こうみようじ) 西淀川区御幣島4-14-12
浄土真宗西本願寺派 幣帛山
武内宿禰の子孫と称する兵部卿紀貞之(きのさだゆき)が本願寺の蓮如に帰依して紹郡と法名をいただき、嘉吉2年(1442)4月に創建。


本堂 本尊:阿弥陀仏

  
一休和尚碑(いっきゅうおしょうひ) 蓮如上人一休宗純禅師御遺蹟址  
開基武内宿禰御末裔兵部之卿貞之郡官辞 嘉吉二年四月当寺創建。
一休は貞之と親交があり、西国へ旅立つときは必ず当寺に宿泊したという。

 
紀貫之歌碑   ふる雪に木々の梢をながむれば しらたえなれやみてくらのしま
木の国(紀伊)の国造を務めた木族を武内宿禰の五男、武内角が継ぎ、紀姓に改め、9代目の子孫絶望行の子が紀貫之。その縁で光明寺には貫之の短冊が保存されている。

 
紀氏之墓(きうじのはか) 嘉永2年5月7日  48代目紀氏建之。


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