桜野宮(さくらのみや) 中野村にあり。例祭九月二十一日。旧地は野田小橋、故大和川の堤、字を桜野といふ所にあり。ゆゑに名とす。
祭神天照大神 この杜頭に神木とて桜多し。
弥生の盛りには、浪花の騒人ここに来って幽艶を賞す。淀川の渚なれば、きよらなる花の色、水の面にうつるけしき、塵埃を避けて神慮をすずしめ奉るなり。
      花に風かろく来てふけ酒の泡    嵐 雪








櫻宮(さくらのみや)  大阪市都島区中野町1-12-32
もと東成郡野田村にあったが、元和6年(1620)の大和川洪水で社殿が流され、漂着した場所に再建。
宝歴6年(1756)あらためて現在地に移築された。
明治40年(1907)以降、兎我野町の若宮八幡宮(応神天皇・仁徳天皇・菟道稚郎子命)、鯰江町の新喜多神社(仁徳天皇)、毛馬町の八幡大神宮(応神天皇)、善源寺町の産土神社(応神天皇)を合祀。
明治5年郷社に列し、同39年12月神餞幣帛料供進社に指定される。


注連柱


拝殿


本殿 祭神:天照皇大神・八幡大神・仁徳天皇


八柱神社   
八幡大神・春日大神・住吉大神・琴平大神・玉津嶋大神・菅原大神・恵比須大神・目神八幡大神


早馬稲荷神社


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