国分寺(こくぶんじ) 国分寺村にあり。正国山金剛院と号す。真言律宗
本尊阿弥陀仏 聖徳太子御作、座像、三尺五寸ばかり。  
赤不動尊 弘法大師作。初めは高野山に安置しけるなり。
敷石地蔵尊 初め玉造鍵屋坂にありしなり。
当寺は国毎の国分寺のその一箇寺にして、本願は聖武帝、開基は行基僧正なり。 荒蕪の後、快円比丘中興して律院となる。国分寺料むかしは一万五千束、その外施料の事、『延喜式』あるは『文徳実録』にも見えたり。また東生郡にも国分寺あり。いづれ一ヶ寺は国分尼寺の跡ならん。後考あるペし。



国分寺(こくぶんじ) 大阪市北区国分寺1-6-18
真言宗国分寺派 護国山
斉明天皇(655頃)僧道昭が孝徳天皇を弔うために建立した長柄寺が起源。 近世に僧快円が再興。戦時中真言宗勧修寺の末寺となったが、昭和22年独立。 
高野山から移した赤不動尊が有名だったが、昭和20年6月の大空襲で焼失。 戦後一度再建、同54年本格的な大改築がなされる。

昭和金堂 本尊薬師如来 日光菩薩・月光菩薩

護摩堂(金光明院) 本尊不動明王 みのり不動尊


霊明殿 (最勝王院) 本尊阿弥陀如来 勢至菩薩・観世音菩薩


鐘楼  天六ガス爆発慰霊堂


弘法大師修行像


河合雲啼句碑(かわいうんていくひ)  泳ぎ出て淋しくなりぬ雲の峰 雲啼 昭和47年5月建立。

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