鹿島神祠(かしまのしんし) 本庄村にあり。祭神武甕槌(たけみかづち)命、今、天王と称す。
寛永の初め諸国疫流行って、常陸の鹿島神を勧請し、神輿をここにわたす。また村中をどりを催す。これを鹿高踊といふ。 この地の生土神とす。夏祭六月七日、秋祭九月二十五日。



富島神社(とみしまじんじゃ) 大阪市北区中津2-5-10
『大阪府全志』
富島神社は字本庄にあり、速素盞嗚命を祀れり。創建の年月は詳ならざれとも、文禄3年9月16日の片桐東市正検地の際にも、境内は除地たりしといへば、其以前より存したる神社なるは明なり。以前は祇園牛頭天王社と称せしも、明治の後に利島神社と改め、同5年村政に列し、同40年6月神饌幣帛料供進社に指定せられ、同年7月10日豊崎村大字南浜字村の内の無格社春日神社(天児屋根命)同年11月5日本地字宮本の村社天満宮社(菅原道真を祀り産土神社と号せしが明治26年10月社名改称同42年4月6日、大字成小路字十三の同鷺島神政(豊受皇大神)・同年5月24日鷺洲村大字塚本字鷲島の同八阪神社(速素戔嗚命・天照皇大神)を合祀せり。合祀社中に於ける鷺島神社は、淀川改良工事の為めに其の地域の全滅したる大字成小路字兵府の村社兵衛府神社を、明治34年12月21日合祀し来れる社なり。而して当社は同43年1月更に今の名に改めらる、蓋し旧社名は古の難波八十島の利島に因めるものなりしなるべきも、字地の外島と其の名の混同する虞あるを以て改称せられたるものなりといふ。境内は六百壱坪を有し、本殿・幣殿・拝殿・社務所・倉庫・納家等を存し、末社に稲荷神社あり。氏地は本町全部・鷺洲町の塚本・豊崎町の南濱・大阪市北区の南町にして、例祭は7月24日・大祭は10月17日なり。
鳥居 天保11年8月

 
狛犬 




標柱 宝祚無窮・大典記念 大正4年11月建之  富島天満宮

 
狛犬


拝殿 


 本殿 

祭神:速素盞嗚尊 
相殿:天照皇大神・八幡大神・奇稻田姫命・豊受皇大神・住吉大神・菅原道真公
昭和20年焼失したため、塚本八坂神社を移す。

  
十三思昔会碑(じゅうそうしせきかいひ)
大正10年10月建之
富島稲荷社 宇賀御魂神

 美津社 事代主神・天児屋根命・兵衛府八幡・猿田彦神 豊恵美須社


 大楠宮

 
狛犬


西鳥居 

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