〇六時堂 蓬池の前にあり。桁行十三聞五尺玉寸、梁行九間二尺七寸。
この堂において六時礼讃をつとめられしゆゑ六時堂となづく。
往昔伝教大師草創にして、比叡山根本中堂を移したまふ。堂内に伝教大師禅定ありし座席の蹟あり。
薬師如来・日光・月光・千手観音・四天王・不動明王・吉祥天女・妙見星・計都星・羅睺星・賓頭盧等を安置す。
三大会に池植え石橋舞台において舞楽数々あり。奥に見えたり。


六時堂 本尊:薬師如来境内中央に位置する雄大なお堂。
享和元年(1801)に落雷で焼失したため、文化8年(1811)に椎寺の薬師堂を移建したもの。1623年建立。
昼夜6回 にわたって諸礼讃をするところから六時礼讃堂の名がある。


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