増井清水(ますいのしみず) 清水の下、南の方にあり。七名泉のその一つなり。










大阪市顕彰史跡 増井清水(ますいしみず) 大阪市天王寺区伶人町5−35
左 信貴山命蓮上人御自作 辯財天
右 鱗大明神 高光大明神 

昔は「増井」と自然木板の額を掲げた門があり、入って右側に2つの水溜り場、その上に垣根で区切られてもう1つ水溜り場があった。
この清水が醸造するのに適したので、合清の清水とも云われたという。
明治以前は上の溜り所の水を武家用とし、下の溜り所は一般町人の飲料水にした。
この溜り場所より上に2つの元井戸があり、清水寺の玉出の瀧の水ともなっていたが、枯れてしまった。
上の溜め場の上には信貴山命蓮上人御自作と伝えられる弁財天が祀られている。





天神坂
江戸時代のなにわのまちでは、とくに飲み水としては水質のいい上町台地周辺の水を汲んできて売り歩く水屋なる商売が盛んであったといわれています。
古くからこのあたり周辺には、「天王寺七名水」と呼ばれる良質の湧き水がありました。
この施設は、当時の湧き水のふんいきをこの地に再現したものです。
   平成13年 大阪市建設局




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