『後拾遺』 | 万代をすめる亀井の水やさはHの小川のながれなるらん | 弁乳母 |
『新古今』 | 天王寺亀井の水を御覧じて にごりなき亀井の水をむすびあげて心の塵をすすぎつるかな | 上東門院 |
『続後撰』 | しら石の玉出の水を手に汲みて結ぶちぎりの末はにごらじ | 前太政大臣 |
『新後撰』 | まれにとて御法の跡を来て見ればうき木にあへる亀井なりけり | 郁芳門院安芸 |
『山家』 | 天王寺へ参りて亀井の水を見てよめる 浅からぬちぎりの程ぞくまれぬる亀井の水に彫うつしつつ | 西行法師 |
『拾遺脇草』 | 諸人のむすぷ契りは志るなよ亀井の水に劫はへぬとも | 定 家 |
『拾玉』 | 末の世に亀井まですむ影にてぞひろくしきける光とはしる | 慈 鎮 |
『夫木』 | 万代も御法のながれたえじとや亀井の水の清くすむらん | 俊 成 |
まれにきてむすぷ亀井のみづからやうき木にあへるたぐひなるらん | 遺遙院 |
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