住吉踊(すみよしをどり) 住吉村より諸方へ出づる。赤き長柄の傘をひらきその廻に五、六人菅笠着て赤き絹を笠の縁に張り、また赤蔽膝に団扇を持ち、拍子取して、かの傘のめぐりを踊る。京師・大坂の町々、在郷までもめぐりて米銭を勧進す。
また五月二十八日には出見浜に出でて踊る。すべて前帯にして早乙女の風俗は植女の真似ならんか。その由縁をしらず。












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