百池(ももがいけ) 南田辺にあり。広さ四百畝。





桃ヶ池公園(ももがいけこうえん) 大阪市阿倍野区桃ヶ池町1
池は古くから「ももがいけ」と呼ばれていたが、かつては「脛ヶ池」「股ヶ池」とも表記された。
名称については、池の形が股引のような形になっているこに由来するという説や、
聖徳太子の使いが大蛇退治をした際水深が腿程度だったためなどの説がある。


股ケ池明神
人皇第33代推古天皇の御宇、股ケ池中央にある浮島のくぼみに胸のまわり1丈28(3.6m)長さ約3丈6尺(11m)もあろうかと思われる偉大なる怪物の死体が横たわっていて任みんの愁いあり。時に聖徳太子がこの地に穴を掘って怪物の死体を埋めたが然しその後も引きつづいて池には怪異が起こるので、件の怪物の霊が浮かばれないからだと云うのでこの地に塚をたて「おろち塚」と称して天神地鬼を祀ったのである。この塚は昭和の初期まで残されていた。 それから星うつり年変わりて幾百年、高津3番丁に住む信心深い角田某と云う人が或夜、夢の中に神前に祈祷をしている際、俄に紫雲がたなびき亘りその中に蚊龍が降りて来て、哀れ悲しい声で「どうか股ケ池に於いて祈りをして呉れ」と哀願するや夢からさめた。信心厚い此の人は神の御宣託なりと早速に「おろり塚」の北の処に一宇を建て、丸高・丸長の2大竜王として祀ったと伝えられている。


祭神 丸高竜王・丸長竜王


南西の池には一面に蓮が。






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