関帝堂(かんていどう) 安立町亀林寺にあり。当寺は禅宗曹洞法王山と号す。
開基は心越(しんえつ)和尚、延宝五年の建立なり。本尊毘沙門天は七堂浜より七度に七所より仏体分身して上がる。これを合はせて全体とす。またこの地を築島寺ともいふ。関羽の像は心越和尚大明より将来しける。また什物に関帝君の金印あや。初め水府黄門胸尊信したまふ。水戸祇園寺に安じ、近年ここに遷す

関帝堂跡(かんていどうあと) 大阪市住之江区安立3
延宝然(1677)心越和尚創建の法王山亀林寺境内に、関羽を祀った関帝堂があった。
亀林寺は明治7年(1874)廃寺となり、残った関帝堂も洪水で失われた。

清寿院関帝廟(せいじゅいんかんていびょう)  大阪市天王寺区勝山2丁目6−15

黄檗宗万福寺派  

もと浄土宗であったが明和元年12月黄檗僧大眉和尚宗圓が再建し、大成和尚を中興の開山として万福寺末寺となる。

俗に南京寺と呼ばれる。

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