浅沢小野(あさざはをの) 今の大歳神社、細江の南のほとり以東の田圃をいふ。
『続千』 下萌えやまづいそぐらん白雪の浅沢をのにわかな摘みけり 為 家
『風雅』 いざや子らわかな摘みてん根ぜり生ふる浅沢小野は里遠くとも 俊 成
浅沢神神社(あさざわじんじゃ) 大阪市住吉区上住吉2-11-21
住吉境外末社。初辰めぐりのひとつ。
市杵島姫神を祀る。
浅沢小野跡
「住吉の浅沢小野の杜若 衣に摺りつけ着む日知らずも」と万葉集に歌われる、奈良の猿沢、京都の大沢と並ぶ近畿の名勝。
昭和に入って、「忘水」と称された浅沢の清水も枯れ、杜若に代わって明治神宮の花菖蒲が移植されたが、平成9年に新しい水脈を加え、杜若を復活させることができた。